【治療】爬虫類の麻酔、鎮痛、手術に関するガイドライン

取り扱いと拘束

動物に危害を加えないように、しっかりと尚且優しく扱います。必要に応じて片方の手で頭を押さえ、もう片方の手で身体を押さえます。口、四肢および爪、尾などで攻撃する個体には注意しないと怪我を負います。一部のトカゲでは逃走手段として尾を自切することができるため、尾で動物を拘束することは避けなければいけません。ヤモリなど繊細な種類を扱う場合は柔らかい布などが役立ちます。トカゲの頭にタオルをかぶせて視界を制限すると、取り扱いや検査が容易になり効果的です。眼瞼を閉じた状態で両眼球に軽く圧力をかけると、イグアナやオオトカゲを数分分間または刺激が加えられるまで鎮静状態にすることができます。動物をうつぶせに寝かせ、光の強度を下げるあるいは遮断して暗くすると、大人しくなります。カメの頭を地面に向けて持つと、甲羅から頭が突き出して、甲羅内に収納されるのを防ぎます。より攻撃的な種に対しては、必要に応じて化学的な拘束手段を使用します。特にストレスがかかったり痛みを引き起こしたりする可能性のある場合は鎮静・麻酔の処置が必要になります。手動による強制的な拘束により、心拍数と血圧が大幅に上昇し、麻酔薬の心血管系への影響が懸念されます。

麻酔

麻酔は鎮静や鎮痛などを目的とした前投与薬を投与し、その後に維持麻酔を施します。

麻酔前投与

様々な麻酔前投与薬の報告がありますが、ここではその一部を紹介します。

アルファキサロン

静脈内または骨内の投与により、迅速な鎮静が得られます。筋肉内注射は、高用量で使用すれば効果的です。

ケタミンとデクスメデトミジンの併用

ケタミン/デクスメデトミジン/ヒドロモルフォンの筋肉内注射はカメ類に効果的であり、アチパメゾール、ナロキソン、またはナルトレキソンで可逆的に作用します。

薬剤投与量コメント
ミダゾラム1.5-2.0mg/kg IM SC単独では軽度の鎮静のみ、ケタミンなど多剤併用で使用
デスクメデトミジン+ミダゾラム0.025-0.1+1.0mg/kg IM SC
軽度~中程度の鎮静
デスクメデトミジン+ミダゾラム+ケタミン0.025-0.1+1.0+2.5-5mg/kg IM SC 中程度~深い鎮静
デスクメデトミジン+ケタミン0.025-0.7+5-10mg/kg IM SC IV深い鎮静~軽い麻酔
プロポフォール2ー5mgkg IV中程度鎮静~軽い麻酔
表:カメの鎮静プロトコール
薬剤投与量コメント
プロポフォール
5.0‐10.0mg/kg IV IO
導入剤
最小限投与で30分は維持
イソフルラン2.5‐5.0%5%で導入
2‐3%で維持
セボフルラン
2.5‐8.0%
導入は7‐8%、維持は2.5‐4.5%
ケタミン5‐10mg/kg IM吸入麻酔の息こらえを予防できる
デスクメデトミジン+ケタミン0.05‐0.07+5.0-15.0mg/kg IM SC IV
アルファキサロン+デスクメデトミジン30+0.1mg/kg SC全身麻酔は30~35分
10~12分後に回復
ケタミン+メデトミジン100+0.2mg/kg IM
表:トカゲの麻酔プロトコール
薬剤投与量コメント
ミダゾラム1.5-2.0mg/kg IM SC鎮静効果は最小限 効果は不安定 イソフルランのMACを下げる
テラゾール2.5-5.0mg/kg IM SC軽度~中程度の鎮静 挿管
大型のヘビに使用
ケタミン5.0-10.0mg/kg IM SC軽度~中程度の鎮静 挿管
チャンバー導入中の息こらえを阻止
プロポフォール3ー5mgkg IV中程度鎮静~軽い麻酔
アルファキサロン10-20mg/kg IV SC IM 簡単な処置 挿管 導入
頭側1/3投与が効果的
表:ヘビの鎮静プロトコール

爬虫類の筋肉注射投与

トカゲ類およびカメ類では、前肢の筋肉への筋肉内注射が推奨されます。ヘビ類では、上肢の筋肉への筋肉内注射が推奨されます。

麻酔

爬虫類における注射麻酔薬は比較的投与が容易ですが、麻酔効果が長引く場合があり、投与後は予測できないことがあります。また、回復に数日かかる場合もあるため、可能な限り維持麻酔には吸入麻酔薬を選択するべきで、安全性が高いイソフルランが好まれます。

吸入麻酔薬

誘導には誘導チャンバー、バッグ、またはマスクを使用し、ある程度の大きさであれば気管挿管も可能です。カメ類は長時間呼吸を止めることができるため、この種の動物では吸入麻酔による導入が困難です。また、肥満な爬虫類は代謝が低いため、吸入麻酔の導入に時間がかかることがあります。爬虫類における吸入麻酔薬を使用する際に覚えておくべき 2つの重要な事項があります。まず、爬虫類は低い酸素分圧で呼吸することです。挿管された爬虫類の回復には、純酸素で見られるような回復の長期化を防ぐため、室内空気または酸素濃度100%未満の空気の使用が推奨されます。そして、爬虫類は酸素を必要とする標準的な代謝をバイパスすることができることです。不十分な自己呼吸や息止め、あるいは定期的な間欠的陽圧換気は、爬虫類が嫌気呼吸を利用する原因となる可能性があり、患者が酸素を摂取せずに麻酔が効かなくなる可能性があります。その結果、麻酔レベルが不適切となり、手術中の切開などの有害刺激に対する反応が損なわれます。結論的に何が理想なのかは状況によりますが、純酸素による回復はせず、可能な限り自己呼吸で麻酔をかけることがポイントになります。

薬剤名投与量コメント
デスクメデトミジン+ミダゾラム+ケタミン+ヒドロモルフォン0.025‐0.05+0.5+2.0‐10.0+0.5mg/kg IM SC
吸入麻酔併用
デスクメデトミジン+ミダゾラム+ケタミン0.1+1.0+10.0mg/kg IMハコガメで軽度の麻酔40分
アカアシガメで深い鎮静~軽度の麻酔
デスクメデトミジン+モルヒネ+ケタミン0.025‐0.1+1.5+5.0‐20.0mg/kg IM SC手術麻麻酔
ケタミン+ジアゼパム100+2.0mg/kg IM効果も早く、回復も早い
プロポフォール2.0‐20.0mg/kg IV導入剤
大型のカメでは低用量
イソフルラン2‐5%5%で導入、2-3%で維持
セボフルラン2.5‐8・0%導入は7‐8%、維持は2.5‐4.5%
表:カメの麻酔プロトコール
薬剤名投与量コメント
デスクメデトミジン+ミダゾラム0.05-0.1+1.0mg/kg IM SC中程度の鎮静
デスクメデトミジン+ミダゾラム+ケタミン0.05-0.1+1.0+2.5-5mg/kg IM SC 深い鎮静
プロポフォール3.0-5.0mg/kgIV IO深い鎮静~軽度麻酔
アルファキサロン15mg/kg IV SC IM IC深い鎮静~軽度麻酔
表:トカゲの鎮静プロトコール
薬剤投与量コメント
プロポフォール3‐10mg/kg IV
導入
最小限投与で20-30分の効果
イソフルラン2.0‐5.0%5%で導入 2-3%で維持
セボフルラン2.5‐8.0%7-8%で導入 2.5-4.5%で維持
表:ヘビの麻酔プロトコール
薬剤投与量コメント
アチパメゾール投与したデスクメデトミジンの10倍量 SC IV IP
フルマゼニル0.05mg/kg
SC IV IM
13:1
ミダゾラム:フルマゼニル
ナロキソン0.04mg/kgSC IM
表:拮抗薬のプロトコール

気管挿管

爬虫類の中には、声門と気管が前側にあり、容易に観察できるため、事前に鎮静剤や麻酔剤を投与しても投与しなくても挿管できるものもいます。爬虫類に挿管をすれば(カフ無し、または膨張させていない気管内チューブを使用)すれば、麻酔深度の調節が可能になり、維持管理には、この方法が最適です。カメ類では、動物を仰向けにすると、換気がない場合に肺活量が低下することがあります。気管挿管をしているならば、補助換気を行うことで、肺活量と肺機能を補助することができます。

保温

麻酔導入、維持、そして回復には、各爬虫類の至敵環境温度範囲の平均または上限値で実施する必要があります。種固有の範囲が不明な場合は、25~34℃の範囲で実施します。保温には循環式温水ブランケットの使用が理想です。電気カイロは熱傷のリスクがあり、使用を避けてください。もし使用する場合は、火傷を防ぐため、動物と熱源の間にタオルやドレープを挟んでください。

絶食

爬虫類の麻酔前の絶食期間は様々で、小型爬虫類では2~4時間、大型動物では24~72時間、一部のヘビでは3~15日間です。一般的に、手術前には1回の給餌サイクルをスキップする必要があります。絶食は逆流の可能性を減らし、肺の圧迫を防ぎ、換気を促進します。これは、換気が内臓容積の影響を受けるためです。

イソフルランのオープンドロップテクニック

ドラフト内にある 10 ガロンの水槽に、綿球に浸したイソフルラン 5 ~ 10 ml を入れます。10 ~ 30 分間の麻酔なら可能かもしれません。ただし、爬虫類が麻酔剤の滲みた綿球に触れないようにしてください。

麻酔モニタリング

爬虫類では、筋肉の弛緩は頭側から尾側へと進行し、麻酔からの回復時には逆の順序で回復します。麻酔深度が増すにつれて、正向反射ならびに立ち直り反射は消失します。粘膜色は酸素灌流と心拍出量を評価するために使用される場合がありますが、アオジタトカゲのように通常ピンク色の粘膜を持たない種では誤解を招く可能性があります。心電図モニター、ドップラー血流モニター、またはパルスオキシメーターの使用が役立つ場合がありますが、装着しても反応しないことが多々あります。爬虫類では聴診器で心音をモニタリングするのは困難で、食道聴診器は使いやすく、心拍数のモニタリングに役立つ場合があります。心臓や呼吸の動きを視覚化したり触診したりすることは難しいかもしれませんが、機械によるモニタ-が反応しない場合は試みるべきです。ほとんどの種では、1 分間に 2 ~ 4 回の呼吸で十分です。角膜反射は、角膜を眼鏡で覆っているヘビを除くすべての爬虫類において、手術レベルの麻酔深度でも残存します。ヘビの舌引き込み反射は、手術レベルの麻酔深度でも残存します。カメの頭と四肢を引っ込めるは、筋反射の評価になり、残っている時は麻酔の外科手術レベルではありません。

麻酔後ケア

可能な限り、爬虫類を暖かく暗い環境で観察します。至敵環境温度範囲の上限にあることを確認してください。必要であれば、爬虫類のつま先や尻尾をつまんで刺激し、回復中に動物が動いたり呼吸したりできるようにします。0.2~0.6 ml/kgのドキサプラムを静脈内または筋肉内投与すると、呼吸が刺激されます。麻酔から回復した後、少なくとも24時間は爬虫類を注意深く監視しなければなりません。

鎮痛

薬剤投与量コメント
ブプレノルフィン0.005-0.2mg/kg IM24-48時間毎
ヒドロモルフォン0.5mg/kg SCフトアゴヒゲトカゲ 24時間毎
ミシシッピアカミミガメ12-24時間毎
フルニキシンメグルミン0.1-0.5mg/kg IM24ー48時間毎(最大3日間)
メロキシカム0.1-0.5mg/kg PO SC IM24ー48時間毎(最大3日間)
表:鎮痛剤
薬剤投与量
リドカイン2ー5最大5mg/kg以下
ブピバカイン1ー2最大4mg/kg以下
表:局所麻酔薬

爬虫類における疼痛とその緩和については十分に解明されていないものの、痛みを伴う可能性のある処置を受けた爬虫類には鎮痛剤の使用が推奨される場合があります。ブプレノルフィン、フルニキシンメグルミン、メタカムは、爬虫類の術後鎮痛剤として使用されています。爬虫類の痛みの兆候は見分けるのが難しいです。兆候には以下のようなものがありますが、これらに限定されるものではありません。

  1. ひるむ
  2. 筋肉の収縮
  3. 噛もうとする
  4. 食欲不振
  5. 活動性の低下
  6. 減量
  7. 体色の変化(くすんだ色)
  8. 運動失調/跛行
  9. 呼吸数の増加
  10. 社会的孤立
  11. 患部を噛む
  12. 眼窩の窪み/閉瞼目/第三眼瞼挙上

先制鎮痛法を用いる場合は、麻酔薬(吸入薬または注射薬)の投与量を推奨範囲の下限まで減らすことを検討してください。麻酔深度は注意深くモニタリングする必要があり、適切な麻酔深度を維持するために薬剤の投与量を漸増する必要があります。

術後の回復とケア

麻酔からの回復期には、動物が自発呼吸をするまで15分ごとにモニタリングしてください。動物はインキュベーターまたは家庭用飼育施設に戻して歩行、立ち直り反射、そして種特有の行動を完全に回復させることができます。必要に応じて、鎮痛剤、水分、栄養、および温熱療法を追加で提供してください。

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この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。