【病気】フェレットのヘリコバクター感染症(吐き癖の原因)

はじめに

フェレットの消化器系感染症の中で、Helicobacter mustelae感染症は、最も臨床的に重要かつ研究対象として注目されている疾患の一つです。この病原体は、フェレットに慢性活動性胃炎、消化性潰瘍、さらには胃粘膜関連リンパ組織(MALT)リンパ腫を引き起こすことが獣医学的に確立されています。   

分類と獣医学的関連性

H.mustelaeの形態学的および生理学的特徴は、ヒトの主要な胃病原体であるHelicobacter pyloriと極めて類似しています。この類似性により、フェレットのH.mustelae感染モデルは、ヒトのH.pylori感染による胃粘膜病変の進行、すなわち慢性炎症から胃萎縮、さらには腫瘍化への移行メカニズムを解明するための信頼できる動物モデルとして、長年にわたり国際的に利用されてきました〔Fox et al.1990,Alder et al.1996〕。フェレットにおけるこの感染症の管理は、単なる胃腸症状の治療に留まらず、潜在的な発癌リスク、特に低悪性度MALTリンパ腫のリスク管理を含むため、高度な病態生理学的理解と積極的な治療戦略が求められています。   

微生物学的特性

H.mustelaeはグラム陰性のらせん状桿菌で、複数の極性鞭毛を持つことで高い運動性を示し、増殖には特定の条件下での培養が要求されます。胃粘膜の過酷な酸性環境下で生存するために、本菌が持つ最も重要な特徴は、強力なウレアーゼ活性です。ウレアーゼ酵素は、尿素を加水分解し、アンモニアと二酸化炭素を生成します。生成されたアンモニアは塩基性であるため、菌体周囲に局所的な中和層を作り出し、これによりH.mustelaeは胃酸から保護され、胃粘膜上皮細胞への定着を可能にします〔Fox et al.1990〕。

毒性因子と宿主細胞への影響

胃粘膜に定着した後、H.mustelaeは複数の毒性因子を介して宿主細胞に損傷を与えます。これらの毒性因子には、細菌の強固な定着を助ける接着因子が含まれます。これらの因子により、菌は胃上皮細胞の粘液層を突破し、細胞表面に密着することが可能となります。さらに、H. pyloriと同様に、H.mustelaeも細胞毒性物質を産生します。Vacuolating cytotoxin A (VacA)やCytotoxin-associated gene A (CagA)の相同性因子がフェレット株にも存在する可能性が指摘されており、これらは上皮細胞の空胞形成、細胞骨格の破壊、そしてアポトーシスを誘導します。これらの直接的な細胞損傷に加え、細菌の存在そのものが宿主の炎症応答を強く引き起こし、特に炎症性サイトカインの誘導を通じて、慢性炎症のサイクルを増幅させます。

実験動物

実際、フェレットはヒトのH.pylori感染の研究のための動物モデルとして使用されています。フェレットの胃腸系は解剖学的にも生理学的にもヒトに似ており、げっ歯類やげっ歯類やウサギ類と比較して嘔吐反射があるため〔Tolbert et al.2011〕、迷走神経および胃の生理学に関する多数の研究が実施されています〔Torres-Medina 1987,Valheim et al.2001,Vilalta et al.2016〕。そして、ヒトの胃十二指腸潰瘍を引き起こすH.pyloriと類似したH.mustelaeの宿主であることも最大の利点です〔Otto et al.1990.Fox et al.1990.Alder et al.1996〕。

HELICOBACTER PYLORI is a Gram-negative, microaerophilic bacterium found in the stomach

【病気】フェレットのお迎え症候群の解説はコチラ

伝搬経路

H.mustelaeの主な伝播経路は、糞口感染です。感染フェレットの糞便中に排泄された菌は、汚染された飲水器、食器、寝床、あるいは多頭飼育環境におけるケージや飼育者による接触を通じて、他のフェレットへと容易に伝播します。 特に集団飼育環境や大規模な繁殖施設では、高密度飼育が常態化するため、感染拡大のリスクが極めて高いです。また、母獣から子への垂直伝播も、集団における感染持続に重要な役割を果たしている可能性が示唆されています。

陽性率

疫学的調査に基づくと、フェレット集団におけるH.mustelaeの陽性率は極めて高いです。健康な無症状の動物であっても感染が認められる、いわゆる「キャリア状態」が普遍的に存在しtており、北米のフェレットは、治療するか隔離して育てない限り、離乳時にほぼすべてH.mustelaeに感染している可能性があります〔Swennes et al.2014〕。 治療を受けていないフェレットでは、感染は生涯続き、併発疾患や手術などのストレスを受けると、発病する場合があり、慢性経過を示すH.mustelaeによる胃炎の重症度は年齢とともに増加します〔Fox et al.2001〕。いわゆるフェレットのお迎え症候群の一要因とも考えられています。日本国内においても、H. mustelaeの陽性率に関する詳細な調査データが臨床的に求められています。   

病態

ヘリコバクターは、胃の幽門領域と十二指腸の幽門領域に定着し、胃炎・胃潰瘍を起こす要因となります。感染初期には、H.mustelaeの毒性因子とアンモニア産生により、胃粘膜に直接的な損傷が生じ、急性炎症が引き起こされ、組織学的には、初期の病変は好中球浸潤を主体とする急性胃炎として観察されます。感染が持続すると、炎症は慢性化します。これは、病原体抗原に対する宿主の持続的な免疫応答の結果であり、胃粘膜固有層にリンパ球、形質細胞、およびマクロファージが優位に浸潤する慢性活動性胃炎へと移行します 。病変は主に幽門部に高頻度で認められますが、噴門部や十二指腸球部にも広がり、重症度によって萎縮性胃炎へと進行する場合があります。慢性胃炎が進行し、粘膜防御機構の破綻が顕著になると、消化性潰瘍が形成されます。潰瘍形成の主要なメカニズムは、H.mustelaeが産生するアンモニアの直接的な細胞毒性と、炎症によって引き起こされる血流障害や細胞傷害です。この結果、胃粘膜上皮細胞の再生能力を超えた組織欠損が生じ、深い潰瘍に至り、潰瘍は通常、単発性であることが多いですが、重度の場合には粘膜下層や筋層に達し、消化管出血(メレナ)や貧血といった重篤な合併症を引き起こします。

症状

H.mustelae感染症の臨床症状は、その病態生理学的進展に応じて、無症状のキャリア状態から生命を脅かす重篤な病態まで広範なスペクトラムを示します。軽度〜中度では、最も一般的な症状は非特異的であり、食欲の断続的な減退、間欠的な嘔吐、軟便または便秘、一過性の元気消失などが含まれます。フェレットは胃の不快感や疼痛を示す際、流涎、歯ぎしり、あるいは前肢を口に押し当てる動作を見せることがあります。重度になると 慢性的な体重減少や消耗が認められます。潰瘍形成が進行すると、消化管出血によりタール状の黒色便(メレナ)が現れ、重度の貧血を引き起こします。

H.mustelae関連胃MALTリンパ腫の病態

ヒトの慢性H.pyloriによる胃炎・胃潰瘍は、胃腺癌または粘膜関連リンパ組織(MALT)リンパ腫を引き起こす可能性があります〔Erdman et al.1997〕。H.mustelae感染に関連する胃のリンパ腫は、成体のフェレットでも報告され〔Erdman et al.1997〕、それ以外でも自然発生的な胃腺癌も発生します。また、1つの腺癌の症例では、 銀染色 (Warthin-Starry) において形態学的に一致するH. mustelaeと思われる細菌が検出されました〔Fox et al.1997〕。フェレットにおいての病態の機序は、慢性的なH.mustelae抗原の刺激が、胃粘膜固有層に存在するB細胞リンパ球の持続的な増殖を誘導することに始まります。通常、炎症性病変であるリンパ濾胞形成が、長期間にわたる抗原刺激の下で、t(11;18)などの特徴的な遺伝子変異を獲得し、抗原依存的な増殖から、抗原非依存的で自律的な悪性増殖(腫瘍化)へと移行します。 

診断

確定診断は内視鏡または外科的生検で得られた胃粘膜サンプルの組織病理学的検査によって確認されます。胃粘膜の銀染色切片において細菌が検出できます。しかし、近年は胃粘膜または糞便サンプルは、遺伝子(PCR)検査が可能となりました。

治療

治療は、酸分泌抑制剤と複数の抗生物質を組み合わせた多剤併用療法で行われます。プロトンポンプ阻害薬(PPI)やH2ブロッカーなどの酸分泌抑制剤は、胃酸の分泌を強力に抑制し、潰瘍および炎症の治癒を促進します。さらに、胃内pHを上昇させることで、酸に弱い抗生物質(例:アモキシシリン)のin vivoでの効果を最大限に高める役割を果たします。この相乗効果こそが、Helicobacter根絶治療プロトコルの基本原理です。治療期間は、確実な根絶を目指すため、ヒトの治療期間よりも長く、可能であれば21日間継続することが推奨されています。フェレットのH.mustelae根絶のための標準治療プロトコルは、ヒトのH.pylori治療プロトコルに準拠したプロトコールが用いられています

標準トリプルセラピー(アモキシシリンベース)

最も一般的に引用されるレジメンは、アモキシシリン、メトロニダゾール、およびビスマス製剤(またはPPI)を組み合わせたものになります 。これらの薬剤は、胃粘膜内の菌体に対して相乗的な殺菌作用を発揮します。経口アモキシシリン懸濁液は嗜好性が良いですが、メトロニダゾールは口当たりがよくありません。   

  • アモキシシリン + メトロニダゾール + ビスマス・サリチル酸塩(オメプラゾール)    

強化レジメ(クラリスロマイシンベース)

マクロライド系抗生物質であるクラリスロマイシンは、ヒトのH.pylori治療においても重要な役割を果たしています。フェレットの研究モデルにおいては、クラリスロマイシン、メトロニダゾール、オメプラゾールを組み合わせたレジメや、クラリスロマイシンとオメプラゾールのみの組み合わせが、アモキシシリンベースのトリプルセラピーよりもH. mustelaeの根絶において高い有効性を示す可能性が示唆されています〔Hoefer et al.2011〕。クラリスロマイシンをベースとした2剤療法 (ラニチジン クエン酸ビスマス塩またはオメプラゾールのいずれかと併用) は、アモキシシリンをベースとしたトリプルセラピーよりも効果的であるとも言われています〔Alder et al.1996,Marini et al.1999〕。

  • クラリスロマイシン + メトロニダゾール + オメプラゾール 
  • クラリスロマイシン + クエン酸ビスマス塩   

抗菌薬用量と投与頻度

治療の成功には、適切な用量と投与頻度を確保し、細菌の最小発育阻止濃度(MIC)以上の血中濃度を維持することが不可欠です。メトロニダゾールとアモキシシリンの併用は、単剤使用よりも遥かに効果が高いです 。クラリスロマイシンは、研究により1日1回~3回までの投与頻度に幅が見られます 。これは、研究設定や臨床的判断の違いを反映していますが、一般的に抗菌薬治療では頻繁な投与(理想は3回)により血中濃度を安定させることが治療成績の向上につながりやすいです。   

胃酸分泌抑制剤

プロトンポンプ阻害剤(PPIs)であるオメプラゾールは、胃酸分泌を強力に抑制し、潰瘍の治癒を促進するために必須の補助薬です 。推奨用量は0.7~4mg/kg を1日1回で経口投与します。研究では、特に低用量(0.7mg/kg)でも胃酸抑制が治療結果の改善に寄与することが示されています 。H2受容体拮抗薬(ファモチジンやシメチジン)も酸抑制のために利用可能です。   

粘膜保護剤

スクラルファートは、100mg/kg をq6~8hで投与され、潰瘍病変を局所的にコーティングして保護し、治癒を助けます。また、ビスマス塩も粘膜保護作用を持っています。   

カテゴリー薬剤薬用量頻度期間コメント
抗菌薬 アモキシシリン10~20mg/kgq8~BID≥21日標準的な選択肢
抗菌薬メトロニダゾール20~25mg/kgq12h≥21日他の抗菌薬との併用が必須
抗菌薬 (代替/強化)クラリスロマイシン12.5~50mg/kgSID~TID≥21日研究で高い有効性が示唆され/耐性予防のため多剤併用必須
PPI (酸抑制)オメプラゾール0.7~4mg/kgSID≥21日潰瘍治癒促進のために不可欠
ビスマス製剤 クエン酸ビスマス6~8mg/kgSID~BID≥21日代替薬して強く推奨
粘膜保護剤 スクラルファート100mg/kgq6–8h症状改善まで潰瘍に対する局所保護/他の薬剤と時間差投与が必要
表:推奨されるH. mustelae 治療プロトコールと薬剤用量(標準21日間)

根絶率と治療期間

アモキシシリン + メトロニダゾール + ビスマス・サリチル酸塩  次サリチル酸ビスマスの3剤セラピーを実施した場合、H. mustelae感染は高い確率で排除されました〔Czinn et al.1996〕。 しかし、治療プロトコールの期間遵守は成功に決定的な影響を与えます。クラリスロマイシンを用いた研究では、治療期間を14日間から7日間に短縮すると、治療効果が著しく低下しました 。この事実は、単に高い血中濃度を達成するだけでなく、胃粘膜組織に浸潤した細菌を完全に排除し、粘膜を治癒させるためには、長期間(≥21日)の薬物暴露が必要であることを示しています〔Alder et al.1996〕。  

難治性

ほとんどの感染症は推奨されるレジメンで根絶されますが 、治療に反応しない、または難治性となるケースが存在します。 その主要な原因として抗生物質耐性が強く疑われています。特に、メトロニダゾール耐性や代替薬として使用されるクラリスロマイシン耐性が増加している可能性は、ヒトのH. pylori治療の国際的な傾向と同様です。治療失敗時には、可能であれば薬剤感受性試験を実施することが、最適な療法を選択するために不可欠になります。慢性性的なH.mustelae感染症を持つフェレットのうち、重度に衰弱している個体は治療に対する反応が鈍いです 。治療抵抗性や重篤な症状は、しばしばH. mustelae単独ではなく、多因子的な胃腸疾患の結果として生じます。フェレットはインスリノーマや副腎疾患といった他の内分泌疾患を頻繁に併発し、これらの基礎疾患は、フェレットの全身のホメオスタシスや免疫応答、さらには抗菌薬や酸抑制剤の代謝に影響を与え、胃粘膜の回復を妨げ、治療成績を左右する主要な要因となります 。

根絶後の再感染・再発リスク

H. mustelaeの根絶が成功した後も、長期的な予後管理が極めて重要となる。研究によると、トリプルセラピーで感染を排除できたフェレットであっても、H. mustelaeに対する持続的な防御免疫は獲得されず、実験的なチャレンジでは、治療済みフェレットは100%の確率で再感染します。 臨床現場においても、治療成功後の再発は特にストレス条件下で一般的です。再発は、既存の細菌が完全に排除されていなかったことによる再燃か、または感染動物との接触や環境を介した再感染のいずれかによって起こります 。個体間の感受性にはばらつきがあり、年齢が再感染に対する感受性に影響を与える可能性も示唆されています。症状が改善しても、細菌が胃内に残存していると再発や病変の進行リスクが残るため、治療後の根絶確認は必須になります。治療完了後、抗生物質を最低4週間以上休薬した後に、便中PCRまたは抗原検査による再評価を行います。

予防

H.mustelaeの伝播は主に糞口感染によるものであり、特に感染率が高い集団飼育環境においては、個体治療だけでなく、環境バイオセキュリティ対策が予防の鍵となります。一般の飼い主にとっては、基本的な衛生管理の徹底が最も重要です。これには、新鮮な飲用水の確保、食器や水入れの頻繁な洗浄と消毒、およびケージや寝床の定期的な清掃が含まれます。また、ストレスは免疫機能の低下を通じてキャリアから症候性疾患への移行を促進する可能性があるため、適切な飼育環境を通じてストレスを最小限に抑えることが推奨されます。そして、集団管理では、より厳格なバイオセキュリティプロトコルが必要となります。感染の普遍性を考慮すると、以下の戦略が必須となります。 新規に導入するフェレットは、最低30日間の隔離期間を設け、隔離期間中に便中PCRまたは抗原検査を実施し、H.mustelae陽性であることを確認するべきです。H.mustelaeは比較的環境耐性が低いとされますが、適切な消毒薬(例:塩素系消毒薬、高温水蒸気)を用いてケージ、床、共有器具を徹底的に洗浄・消毒する必要があります。特に菌体が排泄される可能性のある場所は重点的に扱います。恒常的に高い陽性率を示す繁殖ラインやコロニーについては、定期的な便中スクリーニングを実施し、必要に応じて全群治療戦略を適用するか、または感染源となり得るキャリア動物の隔離を検討します。

【救急】フェレットの嘔吐(吐いてる)の解説はコチラ

もっと勉強したい時に読む本

カラーアトラス エキゾチックアニマル哺乳類編 第3版 緑書房

必読!動物看護師の教科書・・・

参考文献

  • Alder JD,Ewing PJ,Mitten MJ et al.Relevance of the ferret model of Helicobacter–induced gastritis to evaluation of antibacterial therapies. Am J Gastroenterol91(11):2347–2354.1996
  • Czinn SJ,Bierman JC,Diters RW,Blanchard TG,Leunk RD.Characterization and therapy for experimental infection by Helicobacter mustelae in ferrets.Helicobacter1(1):43-51.1996
  • Erdman SE,Correa P,Coleman LA et al.Helicobacter mustelae–associated gastric MALT lymphoma in ferrets.Am J Pathol151(1):273‐280.1997
  • Fox JG,Correa P,Taylor NS et al.Helicobacter mustelae–associated gastritis in ferrets.An animal model of Helicobacter pylori gastritis in humans. Gastroenterology99(2):352‐361.1990
  • Fox JG,Dangler CA,Sager W et al.Helicobacter mustelae–associated gastric adenocarcinoma in ferrets(Mustela putorius furo).Vet Pathol34(3):225‐229.1997
  • Fox JG,Marini RP.Helicobacter mustelae infection in ferrets: pathogenesis, epizootiology, diagnosis, and treatment. Semin Avian Exot Pet Med10(1):36‐44.2001 
  • Hoefer HL,Fox JG,Bell JA.Gastrointestinal Diseases.Ferrets, Rabbits, and Rodents5:27-45.2011
  • Marini RP,Fox JG,Taylor NS et al.Ranitidine bismuth citrate and clarithromycin, alone or in combination,for eradication of Helicobacter mustelae in ferrets.Am J Vet Res60(10):1280‐1286.1999 
  • Otto G,Fox JG,Wu P et al.Eradication of Helicobacter mustelae from the ferret stomach: an animal model of Helicobacter pylori chemotherapy.Antimicrob Agents Chemother34(6):1232‐1236.1990
  • Swennes AG,Fox JG.In Biology and Diseases of the Ferret.3rd ed.Fox JG,Marini RP eds.Wiley Blackwell.Hoboken.Bacterial and mycoplasmal diseases:Helicobacter mustelae:p528‐534.2014
  • Tolbert K,Bissett S,King A et al.Efficacy of oral famotidine and 2 omeprazole formulations for the control of intragastric pH in dogs.J Vet Intern Med25(1):47‐54.2011
  • Torres-Medina A.Isolation of an atypical rotavirus causing diarrhea in neonatal ferrets.Lab Anim Sci37(2):167–171.1987
  • Valheim M,Djønne B,Heiene R,Caugant D.A. Disseminated Mycobacterium celatum (type 3) infection in a domestic ferret (Mustela putorius furo) Vet Pathol38(4):460‐463.2001
  • Vilalta L,Espada Y,Majo N,Martorell J.Liver lobe torsion in a domestic ferret (Mustela putorious furo).J Exot Pet Med25(4):321–326.2016

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。