【解剖】水ガメの下顎の突起(センサー)

ひげ?

水ガメの下顎や喉元に付いている突起は、主にバーベル(Barbel)と呼ばれる器官で、触覚や味覚のセンサーとして機能しています。

機能

水中や泥の中で、視界が悪くても餌(獲物)を見つけたり、周囲の環境を感じ取ったりするために使われます。この突起は感覚機能だけでなく、捕食者や獲物から頭部を目立たなくするカモフラージュの役割も果たしていると考えられています。 これらの突起は、顎髭のようにも見え、カメが暗い場所や濁った水で生き抜くための重要な感覚器官となっています。

構造・形状

皮膚が突出したもので、内部に筋肉や骨はなく、感覚神経が高密度に存在します。小さなイボ状の突起から、長いひげ状の突起まで様々です。

存在する種類

特にドロガメ、マタマタ、カミツキガメなど、水底を這う肉食・雑食性のカメに発達しています。

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。