かじり木は必需品
ウサギは昔からかじり木を与えるべきと言われています。切歯も臼歯も伸び続けるため(常生歯)、餌をかじること歯の長さを調整する必要がありますが、それでは不十分と言う理由からかじり木を与えられ、かじる行為は歯の健康だけでなく、ストレス解消にも効果があります。かじり木は、小屋やトンネルとしての役目もする商品や、おやつと兼用したものもあります。
不正咬合を予防
歯が摩耗して、不正咬合になるのを予防します。
ストレス解消
ストレスによる不要なかじり行為を解消するために与えます。ただ、ウサギの習性の一つのかじるという願望が満たされず、柱や壁をかじってしまうような場合は、かじり木を代用として使用します。また、ケージの中で退屈だったり、飼い主にかまってほしくて、ケージの金網をかじるウサギに適しています。
選び方
素材
かじり木は基本的に木製の商品ですが、硬い植物を使ったものもあります。基本的には、かじり木の形と安全性で選んでください。ヘイキューブ。おいしい牧草をプレスして作るアイテムなので、齧るもよし!食べてもよし!の安心アイテムです。他にもエン麦やグラノーラを硬く加工したおやつもおすすめです。
形状
スタンダードな細い小枝タイプ
細い棒状のかじり木で、素材もリンゴの木、桑の木、桃の木、梨の木などや、木ではないですが、パパイヤの茎やヘチマなどもあります。枝の太さも太いものから極細まで、硬さも素材により様々なので、ウサギの好みに合わせて選んで下さい。
牧草を固めたヘイキューブ(Hay cube)
本来、家畜の餌で開発された餌で、牧草を刈取って自然乾燥した後、 ヘイキューバーで集草 、同時に小型の直方体(キューブ)に圧縮成形したものです。 マメ科牧草のアルファルファを主に材料とし、 飼料価も高く、長期保存が可能とされていました。
かじり癖のあるウサギならケージ取り付け
ケージをかじる癖が強いウサギは、ケージに固定できる取り付けタイプがよいです。よくかじる金網の場所に設置しておけば興味が移り、かじるのを予防できます。場所も取らないため、ケージ内のスペースを有効に使いたい方にもぴったりです。
昔からあるケージに取りつけるかじり木はしっかりとした商品が理想です。
かじり木以外に、以下のヘチマの棒もウサギはとても喜びます。
牧草でできた板状の製品を壁に取り付け、そこにも色々なかじり製品をセットすることができます。
かじり牧草ボード

かじるだけではなく、小屋やトンネル、あるいはおもちゃとして使えるタイプのかじり木があります。ウサギが他のタイプのかじり木を気に入らない場合に使ってみるとよいでしょう。
おやつタイプ
美味しいものに目がないウサギならコレしかありません。食べながら、歯も削ることができます。圧縮された硬いクッキー、トウモロコシやヘチマなどで作られたおやつがあります。素材によっては高カロリーのものもあるので、与えすぎると肥満が心配です。
安全性はどうなの?
かじり木はウサギの口に入れて食べるため、安全なものを選んでください。おやつタイプ以外のかじり木は無着色のもの、小枝タイプのかじり木は農薬を使用していないものを選んで下さい。かじり木がかじられて先端が尖ったり、中に入っている金具などが出てくると、怪我をするので、すぐに取り替えましょう。
まとめ
形も特徴も様々なかじり木をご紹介しました。お気に入りは見つかりましたか?かじり木も形状や硬さは様々なので、ウサギの好みや性格を把握してぴったりのものを見つけてあげてくださいね
