性生後は約2年で、繁殖ができるようになります。春~夏にかけての雨季に繁殖期に入り、オスは「ゲコッ」と鳴き声を出し始めます。多くの樹上性のカエルは卵を水の中に産みますが、アカメアマガエルは、水辺の上に垂れ下がる葉に、1回に10~70個のゼラチン質に覆われた卵を産みます。捕食者から卵を隠すために葉を粘液で折り畳んで隠します。卵が破裂した出生したオタマジャクシは水中に落ちて泳ぎ回ります〔Hickman et al.1995〕。なお、アカメアマガエルの卵は外敵が襲ってきた振動を感じると最短6秒ほどでふ化することが研究で解明されました。これは通常より早くふ化することで食べられるリスクを少しでも減らすためと言われています〔Cohen et al.2016〕。
Cohen KL,Seid MA,Warkentin KM.How embryos escape from danger: the mechanism of rapid,plastic hatching in red-eyed treefrogs.J Exp Biol15.219 (Pt 12):1875-83.2016
Savage JM.The Amphibians and Reptiles of Costa Rica:a herpetofauna between two continents, between two seas.University of Chicago Press.Chicago.Illinois.USA and London.2002